ここでは、少林寺拳法に関するQ&Aをまとめています。
少林寺拳法経験者に質問です。
私は中学2年生の女子です。
来月辺りから、少林寺拳法を習おうと思っています。
中2からでは、習うのは遅すぎるでしょうか…?
少林寺拳法部がある大学がけっこうあります。
大学生大会で賞をとったりするくらいうまい拳士の中には、
大学生になってはじめて少林寺拳法を習い始めたという方のほうが
圧倒的に多いです。
中学生からはじめるのはむしろ早いくらいです。がんばって下さい。
何かを始めるのに遅いという時期は無いと思います。
何にせよ、はじめようと思った時が最高のタイミングです。
少林寺拳法楽しいですよ。頑張ってください。
護身術を習いたいのですが、入門せずに護身術だけ習えますか?
それは出来ません。少林寺拳法の技は護身術としては最適ですが、
カリキュラムに従って基本的なことから教え、技術の上達度等を
見ながら時間をかけて次第に高度な技を教えていくシステムです。
以前、他の武道をしていたのでその道着を持っていますが、その道着を使ってもいいですか?
少林寺拳法は少林寺拳法のロゴが刺繍された道着を着用することに
なっていますので、それ以外は着用できません。
以前少林寺拳法を少しやったのですが、やめて何年も経ちます。技も忘れてしまっていますが、また始めるとするとどのようになりますか?
やめた時の級・段からのスタートになります。技は忘れているかもしれませんが、新しい技を習いつつ、以前の技を復習していきます。
どのくらい練習すれば板や瓦を割れるようになりますか?
少林寺拳法は相手を傷つけることが目的ではないので、
こぶしそのものは鍛えません。
突いた時に手首が捻挫しないように、拳立て(拳でする腕立て)したり
サンドバックを突いて手首を強くすることはありますが、板や瓦は割りません。
少林寺拳法は東洋医学でいう、経脉秘孔の「経穴」(急所)を突きあるいは圧迫する攻撃を行いますので、特にこぶしそのものを鍛えることはしていません。
仕事の関係で時間通りに来れるかわかりません。また、出張で1カ月来れないこともありますが、大丈夫ですか?
大丈夫です。皆さん来れる時に来て練習をしています。
技術修得の進み方は遅くなりますが、熱意があれば十分取り戻せます。
運動神経が鈍く、体力もないのですが大丈夫でしょうか?
少林寺拳法の攻防は飛燕の動きと言いますが、誰しも
最初から出来るわけではありません。
最初は正確な動きを身につけるためにゆっくり、そしてだんだん早くして行きます。
上達のコツは回数をかけることと熱意しかありません。体力に合わせて地道に努力することです。
少林寺拳法は、「人間は育つ可能性を有した種子である」と考えています。
大丈夫です。1年たてばあなたは変わっているでしょう。
練習中、どんなケガが多いですか?
あまりケガはありませんが、強いて言えば、ボディープロテクターを
蹴りそこなって突き指する程度です。
それも昇級・昇段試験、またその練習でテンションが上がっている時くらいで、普段冷静に練習している時はめったにありません。
「柔法」では関節技を使いますが、肘関節そのものを逆方向に攻めることは
ありません。
手首を曲がる方向に極めて倒す、あるいは投げるので、手首には激痛が走り、
しばらく力を入れることが出来なくなりますが、時間がたつにつれ
回復していきます。
「不殺活人」と言って、相手を傷つけずに制圧する、
少林寺拳法ならではの技です。